はぁ、憂鬱だなぁ……。
どうした!?ついに浮気がバレてこれから旦那さんへ釈明か?
いやいや、違うよ。これから知り合いの集まりで、カフェへ行くんだよ。
へーそれは羨ましい。私なんてカフェ行ったらみんなビックリしちゃうから、コーヒーは自宅焙煎が基本だよ。
そうなんだ~。でも私の悩みは大人数での会話。
少人数なら問題ないけど、グループ会話になると上手く会話に入れないの……。
わかる!!実は私も昔、集団会話が苦手で苦手でしょうがなかった時期があったよ。
苦手すぎて『集団会話のない世の中にしてください〜!!』ってお願いしたりしてね。
その翌日、地球に大量の隕石が落ちて恐竜が私以外いなくなっちゃったんだ。
おい!会話すらできない世の中になったやないか~い!!
って一人でツッコんだりして。アハハ。
へ、へぇ……。
まぁ心配するな!
私がこれから『集団会話』のコツを教えるから、それを実行すれば大人数の場でも会話を楽しめるよ♪
コツは次の3点だよ。
集団会話のポイント
2. 相づちの『さしすせそ』を覚え、聞き上手となる
3. 集団会話の場数を踏む
それではこれから解説していきます!
少数会話と集団会話の違い
1対1の会話なら意識せず会話も弾むんだけど、大人数になると会話できない。そう感じている人は、案外多い。
集団会話になると
といった状態に陥ってしまう。
まさにそう!
私の場合、会話に入るタイミングがわからないからひたすらコーヒーを飲む仕草をしちゃう。
会話の流れについていけなくなって、思考停止しちゃう人も多いよね。
「あ~早くこの場から立ち去って家でYoutube観たい」とか心の中で考えて、余計にストレス溜めちゃう感じ。
少数会話と集団会話の大きな違いは以下のとおり。
・話者が増える
・自分が話す機会や割合が減る
一見すると大したことのない違いに思える。
けど、この2つが多くの人へ『集団会話の苦手意識』を抱かせる原因となっているんだよ。
大人数での会話が苦手になる理由
脳が処理できてない
東洋経済オンラインの記事によると、複数人と話す時の脳の処理量は膨大で、人によってはそれがスムーズな会話を妨害する要因になっている。
4人以上の場で「会話が苦手」になる人の必然 脳の処理能力に大きな原因がある | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン
toyokeizai.net
『選択のパラドックス』という言葉をご存知だろうか?
人間は選択肢が多いことを好むけど、同時に選択肢が多すぎると自由度が奪われる、という話。
つまり、集団会話だと選択肢が多すぎて自由に会話に入り込めなくなる、ということだね。
1対1なら1人だけ注視していればいい。
けど、集団だと複数の表情や動きを見て会話しなくちゃいけないから、脳に負荷がかかっているんだ。
選択肢のパラドックスについては、心理学者のバリー・シュワルツ氏が、動画や本で詳しく説明している(記事の最後に紹介)。
自意識過剰~周囲の空気を気にしすぎている~
集団会話では、より多くの人から視線を浴びる。
そのため、発言する際はひと目を気にしてしまいがち。
ここで口を挟んだら会話が止まっちゃうかな
考えがまとまってから話さないと、みんなにトーク力のない人間だと思われる
そんな思考がぐるぐる回ると、ドンドン意識が自分の方へ向いてしまい、会話へ入り込めない。
つまり、集団会話に入れない理由の1つは
場の空気を気にしすぎて、自分に意識が向いてしまっている
からと言える。
自分に意識が向いてしまうと、脳の処理量が増えてしまうんだ。
簡単にいうと複数との会話によって『考えすぎ』の状態に陥ってしまう人が多いということだね。
大人数でのお喋りを克服する3つのコツ
コツ1:立ち位置、座り位置を意識する
すぐに実践できる改善策として、会話中の立ち位置を工夫する手がある。
たとえば飲み屋で10人程度で会話する場合、端っこに座っていたらグループ会話へ入ることは至難の業だ。
ジャイアン並の大きな声が出るなら話は別だが、こうした場合、会話の中心となるのは真ん中に座っている人たちだ。
ということは
会話が得意な人→ 真ん中を陣取り、会話の主導権を握りに行く
会話が不得意な人→ 真ん中を陣取った会話の得意な人の側に座り、会話の中心に入りやすい状況を作る
といった作戦を取るといい。
座り位置を変えることで、会話へ入る難易度が大きく変わる。
自分が集団会話に入りやすいポジションを探って、定位置を決めておこう。
コツ2:相づちの『さしすせそ』を覚え、聞き上手となる
集団会話だと、自分が話す割合はおのずと減っていく。
そこで重要なのが、人の話を聞く時の振る舞いだ。適切な相づちを打つことで、会話に潤滑油を入れることが可能になる。
相づちの『さしすせそ』を伝授しよう!簡単に覚えられるから、使ってみてね♪
相づちの『さしすせそ』
さ:さすがですね!
し:知りませんでした!
す:すごいですね~!
せ:センスありますね!
そ:そうなんですか!?
相づちを制するものは会話を制す。余計なプライドを捨て、相づちさしすせそを使ってみてほしい。
会話へ入りやすくなって、話を振られる確率も上がるよ!
さすがですね!知りませんでした!すごいですね~!
いや……。一度に3つの相づちはやり過ぎかも。
コツ3:集団会話の場数を踏む
いくらテクニックを学んでも、実践しない限り集団会話には慣れない。
前述したコツを試すためにも、集団会話の場へ参加してみよう。
最初はハードルを低くする意味で、仲のいい友人グループと会話してみるといい。そこでの集団会話に慣れてきたら、今度は『先輩や上司』『さほど親しくない人』の集団会話の輪に入って練習してみよう。
気負わずに『今、自分は集団会話の経験値を積んでいる』と思いながら集団会話を経験しよう。
失敗してもそれが経験値となり、君の会話力を高めることは保証されてるからね!
まとめ
集団会話のポイント
2. 適切な相づちを覚え、聞き上手となる
3. 集団会話の場数を踏む
ディノ、アドバイスありがとう!
早速、今日の集団会話で相づち『さしすせそ』を使ってみるね♪
うん、その意気だ!気楽にね!
集団会話についてもっと詳しく勉強したい人は、下記のコミュニケーション講座や本もチェックしてみてね♪